【佐賀・佐賀市の偉人】

天保5（1834）年、佐賀藩下級藩士の長男として生まれる。12歳の時に藩校である弘道館に入学。その後、若くして尊王討幕運動に参加し仲間と議論に明け暮れた。29歳の時に脱藩し、蟄居（謹慎）の刑に処せられるも大政奉還を機に赦免される。

明治元（1868）年、新政府成立後は徴士として出仕。文部大輔、左院副議長などを経て司法卿となり、司法制度整備や民法制定などに尽力する。国の法律や新しい裁判の仕組みを作り、四民平等を説いた。これは「民権」という概念がなかった時代に、民の権利を守り、誰でも公平な裁判ができるようにするという画期的なものだった。さらに参議となるも、征韓論争に敗れ佐賀の乱を起こし敗北。死刑を言い渡されることとなった。

 

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