【沖縄・恩納村の偉人】

生年不詳。1390年頃、山田城（グスク）按司の三男として生まれたといわれる。青年期の時に中山軍に参加し、当時仕えていた尚巴志と共に北山王国の今帰仁城を攻め落とす。

北山平定後、北山守護職を務めた。しかし数年で、護佐丸は尚巴志から読谷（よみたん）山の座喜味（ざきみ）に戻り築城するよう命じられる。座喜味は小高い場所にあり、地盤が弱く、築城には不向きな場所であった。それにも関わらず、護佐丸は通常よりも早く城を完成させたという。また、中城の按司となり、中城城の増築・補強を行った。この城は自然の岩石や地形を巧みに利用したもので、高い石積技術がうかがえる。中城城は2000年に｢琉球王国のグスク及び関連遺産群｣の一つとして世界遺産に登録され、現在も自然の岩石や地形を巧みに利用した美しい曲線の城壁を見ることができる。

護佐丸は琉球統一王朝6代に仕えたが、やがて勝連按司阿麻和利（あまわり）と対立し、その謀によって討たれたと伝わっている。

 

 

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