【福岡・福岡市の偉人】

天文8年（1539年）に生まれる。通称徳太夫、名を茂勝、剃髪してからは端翁宗室などと称した。

安土桃山〜江戸初期の博多の富商であり、博多豪商三傑（他：神屋宗湛、大賀宗九）の一人とされる。明・朝鮮との貿易にて活躍したほか、九州の諸大名に金銀を貸し付け巨万の富を得た。神屋宗湛とともに博多を代表する商人であり、文禄・慶長の役では兵糧米を斡旋、また戦乱のために荒れ果てた博多の復興に尽力する。黒田長政の福岡城築城でも、多額の資金を献じ協力を惜しまなかった。時の権力者である織田信長や豊臣秀吉との交流があるほか、堺の商人や千利休との親交も知られ、茶人としても著名である。

 

 

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