【鹿児島・加治屋町の偉人】

弘化4（1848）年、薩摩国鹿児島城下の加治屋町（現在の鹿児島県鹿児島市加治屋町）に生まれる。戊辰戦争では薩摩の軍艦「春日」の乗組員として活躍し、戦争が終わると英国に留学。日清戦争の時は大佐として艦長になり、停戦命令に応じなかったイギリスの船を沈め、宣戦布告のきっかけをつくった。

明治36（1903）年に日本海軍の連合艦隊司令長官となり、明治38（1905）年日露戦争の日本海海戦で当時世界最強と言われていたロシアのバルチック艦隊を完破。世界三大提督の筆頭に挙げられるホレーショ・ネルソンに並ぶ人物として、「東洋のネルソン」と称される。日本人として初めてアメリカ合衆国のニュース雑誌『TIME』の表紙を飾り、東郷の活躍が日露戦争での日本の勝利に大きく貢献したことは世界的に知られた。

 

 

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