【宮崎・飫肥の偉人】
安政2（1855）年、日向国飫肥藩（現在の宮崎県日南市飫肥）の下級武士の家に生まれる。藩校である振徳堂を卒業後、長崎で英語を学ぶ。さらに、大学南校（東京開成学校 。現在の東京大学）を卒業すると、文部省留学生としてアメリカのハーバード大学に留学した。帰国後は外務省で翻訳局長、清国代理公使、外務次官を歴任、さらに、米・露・清の公使となる。
46歳で桂内閣の外務大臣に就任、翌年の明治35（1902）年、イギリスと日英同盟を締結。当時イギリスは他国と同盟関係を持たないという孤立主義を取っていたため、この同盟の締結は世界を驚かせた。
46歳で桂内閣の外務大臣に就任、翌年の明治35（1902）年、イギリスと日英同盟を締結。当時イギリスは他国と同盟関係を持たないという孤立主義を取っていたため、この同盟の締結は世界を驚かせた。
明治38（1905）年、首席全権大使としてアメリカのポーツマス市で日露講和条約を結ぶ。明治44（1911）年、米英独仏と幕末以来の不平等条約を改正し、関税自主権を回復した。小村は数々の外交舞台で活躍し、日本の世界的地位の確立に大きく尽力した。
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