【沖縄・久米の偉人】

順治 10年(1653年。順次は清の元号、以下同様)生まれ、出身地は定かではないが、琉球王国の久米村(現在の那覇市久米)で過ごす。幼少期に中国の福州に渡り、中国語を習得し、29歳にして進貢使人の通事(通訳)として活躍する。唐名は魏 士哲(ぎ してつ)。

当時の琉球王尚貞の孫尚益は生まれながらの口唇裂であり、将来王位の継承が心配されていた。福建省に補唇の名医がいることがわかり、徳明はその秘法を会得するよう中国の医師・黄会友(こうかいゆう)の元へ送り出される。秘伝を教わった徳明は帰国し、康煕28(1689)年に見事尚益の手術に成功。尚益は33歳で第二尚氏王期12代王位に就いた。手術は大成功で、尚益の子供ですらその傷跡に気付かなかったと言われる。

1804年に華岡青洲が全身麻酔下で乳がんの手術に成功したのが日本で最初の全身麻酔手術と言われているが、徳明の全身麻酔手術はこれより115年も前に行われたものであった。

 

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