【熊本・荒尾の偉人】
嘉永4(1851)年、肥後国荒尾(現在の熊本県荒尾市)に生まれる。幼時より漢学を学び、20歳で上京。西周(にし あまね)の元で西洋近代思想に触れる。西はオランダに留学し、西洋哲学の紹介や啓蒙思想の普及に努めた人物であり、八郎はここで自由のすばらしさや人間は平等であるという思想を身に着けた。
明治6(1873)年、西郷隆盛の下野に憤り政府に不満を申し立てる。その翌年、台湾事変が起こると50名の義勇兵を率いて台湾へ出兵したが、病により帰郷。この時、ルソーの『民約論』(中江兆民・訳)を読み、「これぞ自由民権のよりどころ」と感じた八郎は、明治8(1875)年に植木学校を開校する。当時、国会の開設や憲法の制定などを政府にもとめる国民運動が広がっており、これを自由民権運動と言った。八郎は植木学校で『民約論』をテキストにして自由民権教育を行い、この学校は熊本における自由民権運動の拠点となったが、危機感を持った県により半年で閉鎖された。
明治10(1877)年、西郷隆盛を中心とした薩軍が挙兵、西南戦争が勃発。八郎は協同隊を組織して薩軍についたが、27歳の若さで戦死した。
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