【福岡・久留米市の偉人】

明治９（1876）年、旧久留米藩士・上田束秀之の次男として、福岡県久留米市に生まれる。明治24（1891）年、中学で図画教師を務めていた吉田嘉三郎に絵画の才能を見込まれ、養子となる。

明治32（1899）年、中川八郎と共に渡米。デトロイト美術館で「日本画家水彩画展」を開催、明治33（1900）年にはボストン美術館で中川八郎と二人展を開催し成功した。

大正9（1920）年、新版画の版元の渡辺庄三郎と出会い、渡辺版画店から木版画の出版を開始。「牧場の午後」及び「帆船」のシリーズなど、7点を出版した。

以後、風景版画の連作を数多く発表し、晩年までの20年間で約250点余りの木版画を制作した。

 

漫画：岩見沢友紀

 

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