【熊本市の偉人】

中村汀女18歳の冬、玄関の拭き掃除の途中に寒菊が咲いているのをみて、ふと「我に返り見直す隅に寒菊赤し」という句が浮かぶ。そこで「九州日日新聞」の俳句欄に投句してみたところ、選者からの絶賛を受け、それをきっかけに彼女は俳句の道へと歩き出す。その日常の感じたままを読む叙情的な句で多くの人々に親しまれた。

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外(と)にも出よ 触るるばかりに 春の月

(意味)

外に出てごらんなさい 手を伸ばせば届きそうな春の月だよ

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2020年令和の春、今この句に返すとしたら、「窓なぞる 触るるばかりの 春の月」だろうか。

 

 

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