【長崎市の偉人】
長崎の油商・大浦家の娘として生まれた大浦慶は、家業の傾きや大火による大損害を受け、若くして大浦家再興を強く決意。油商に見切りをつけ、茶の輸出へと乗り出す。
1853(嘉永6)年、慶は佐賀の嬉野茶の見本を出島のオランダ人・テキストルに託し、海外からの注文を待つことに。3年後、イギリスの貿易商人から巨額の注文を受けることになり、見事、彼女の茶貿易は順調に発展していく。
幕末、最盛を誇ったこの茶貿易であったが、明治維新を迎えるころから、横浜からの静岡茶輸出に押され次第に衰退。さらに、架空の取引の保証人を引き受けたことで裁判沙汰に巻き込まれ、多額の損害賠償を負うことにまでなり、大浦家は一転没落の道をたどってしまうのであった。
1884(明治17)年、明治政府から日本茶輸出貿易の先駆者としての功績を認められ、慶に茶業振興功労褒賞と金20円が贈られた。彼女の死去、一週間前のことであった。借金はすでに完済済みであったという。
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