【大分・大分市の偉人】

明治６年（1873年）、大分県東國東郡武蔵町（現在の大分県国東市）に生まれ、生後間もなく大分市に移る。英子6歳のときに父を、10歳のときに母を亡くす。大分高等小学校を卒業後、大分小学校簡易科で教師を務めるが、ほどなくして退職し漢籍や活花を学んだ。そののち結婚するも、同28年（1895年）に夫と死別。

明治32年（1899年）に東京裁縫女学校に入学し翌年卒業すると大分へ帰郷し、大分県下初となる実業系の女学校、大分裁縫伝習所を開校した。開校当初から裁縫以外にも家事・国語・算術・修身を正科に取り入れ、誠実、円満な女性の育成という教育方針のもと、妹キクと共に女子教育に尽力した。

大正２年（1913年）、42歳のときには大分県教育会評議員になるなど、その生涯を教育に捧げた。

 

 

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