【熊本市の偉人】
1877(明治)年、熊本城下で医師をしていた鳩野宗巴は西南戦争の荒波へと巻き込まれる。自宅と医院が全焼し、拜聖庵跡へと避難していた鳩野の元にやってきた薩摩軍熊本隊隊長・池辺吉十郎は、薩摩軍の治療を求める。この要求に対し、鳩野は敵味方関係無く治療することを条件に他藩医8名と治療を開始。戦後、利敵行為の疑いで罪に問われたが裁判の結果、無罪判決となった。
鳩野らによって仮病院として使われた拜聖庵跡は「日本赤十字活動発祥の地」として知られている。
また、鳩野宗巴は1世から10世までが同じ名を受け継いで活動しており、本ページにて紹介した鳩野宗巴は8世にあたる。
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