【大分・日田市の偉人】
岩尾薬舗の創業は江戸末期・安政2(1855)年。当時掛屋(幕府や大名の蔵屋敷に出入りして、金銭の融通や両替などに当たった御用商人)を営んでいた14代半蔵が、岩尾家に300年来伝わる家伝薬に目をつけ、薬種屋「伏見屋岩尾古雲堂」を開業したのが始まりとされる。
明治20(1887)年、15代昭太郎がその家伝薬を赤色に染め、日の丸をイメージする「日本丸(にほんがん)」として販売を開始。効能に加え、ユニークな宣伝方法で爆発的な売り上げを記録し、東京・大阪・京都・名古屋・札幌・朝鮮・満州に支店を開設した。その後、ハワイ・ブラジルにまで販路を広げる。しかし、戦後は原材料であるジャコウやサイカクの供給が困難となり、昭和40年代に製造を中止。その90年余年の歴史に幕を閉じた。
日本丸を製造・販売した岩尾薬舗の建物は、現在「日本丸館」として一般公開されている。明治から昭和初期の建築物や製薬資料、当時の薬の広告などが展示され、往時の暮らしぶりなどをうかがうことができる。
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